

退去前の清掃で一番悩むのが、ここです。
「全部頼むほどじゃない。でも、敷金で揉めるのは嫌」
このときの現実的な最適解が、水回りだけ(集中)です。
結論から言うと、水回りは指摘されやすい・減点されやすい・自力だと固着がキツいの三拍子で、部分依頼でも費用対効果が出やすい領域です。
退去時のチェックは、部屋全体を丁寧に見ているようで、実は“減点が取りやすい場所”に偏りがちです。
ポイント:退去前の目的は「完璧に磨く」より、“放置に見える箇所”を消して指摘の口実を減らすことです。
敷金・原状回復の全体像は、先にこちらで整理しています(セットで読むと迷いが減ります)。
「水回り」といっても範囲は広いので、退去前の最短メニューはこの順で決めるとブレません。
| 優先度 | 場所 | 狙い | 効きやすい汚れ |
|---|---|---|---|
| 最優先 | キッチン(コンロ・シンク・換気扇周り) | 油の固着での減点を潰す | ベタつき・焦げ・フィルター汚れ |
| 高 | 浴室(壁・床・排水口) | カビ・ぬめりの指摘回避 | 黒カビ・石けんカス・排水ぬめり |
| 中 | トイレ | 臭い・尿石の印象を潰す | 尿石・床際・換気不足臭 |
| 中 | 洗面 | 水垢・排水口の粗を消す | 白い水垢・排水ぬめり |
迷ったら:「キッチン+浴室」だけでも退去前の体感は大きく変わります。ここが一番“減点を減らせる”組み合わせです。
この場合は、クリーニング費用を払っても、精算結果が動かない可能性があります。まずは特約と運用を確認する方が先です。
水回りで揉めやすいのは、当日「これは別料金」と言われるパターンです。なので、最初に範囲を固定します。
退去前に水回りだけお願いしたいです。作業範囲の確認をお願いします。
・キッチン(コンロ/シンク/換気扇周り)、浴室(壁/床/排水口)、トイレ、洗面は、それぞれどこまでが基本料金に含まれますか?
・追加料金になりやすい条件(固着、分解、特殊作業など)があれば、事前に教えてください。
・作業後の確認用に、可能なら写真報告もお願いできますか?
この聞き方だと、相手も「範囲」を出しやすく、当日のブレが減ります。
水回りだけ依頼する場合でも、タイミングで効率が変わります。
退去日ギリギリより、荷物を出した直後(または退去前日)に寄せると、現場が回りやすいです。
水回りだけの依頼は、メニューが分かりやすく、範囲説明が丁寧な業者の方がラクです。候補を先に見てから、範囲を決めると早いです。